3人の子の母となり、日中は上2人の送り迎えと習い事の送迎、赤ちゃんのお世話などみんなやってることだけど、結構大変で参っていた。
参るのは辛いからでも忙しいからでもなく、
自分が思っている理想の母ができていないから。
食卓に所狭しとおかずを並べて家族とにこにこ食事をしたい。
私の母がそうだったからこれが普通でこうすべきと思っている。
でも無理だ。
そういう時に出会った本。
ちょっと涙が出て励まされた。
一汁一菜でも愛情がないわけじゃない。
一汁一菜でも栄養はとれる。
これならできる!と思えたし、それで質はさがらない。
「絶対こうすべき」ということじゃない。
著者の経験と研究を基礎に、食事をするという営みの意味が解かれている。
愛情あふれる本だった。
実際、毎日一汁一菜とは行かず作るけれど、
一汁一菜の時にもなんの不満も出ず、
子供達はいつも残す味噌汁を綺麗に平らげたり
お代わりしたり、たくさん食べてくれる。
土鍋でご飯を炊いて、大きなべに味噌汁を作って具沢山。
手作りふりかけ。
漬物。
か野菜炒め。
我が家は週末、肉や魚たっぷり。
平日は、一汁一菜、時々プラスアルファ。
いつまでも夕飯に手が回らないわけじゃない。
黄昏泣きする赤ちゃんもいつかは1人で遊べるようになる。
できるようになったら理想を追い求めよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年8月1日
- 読了日 : 2017年8月1日
- 本棚登録日 : 2017年8月1日
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