世界に衝撃を与えた歴史的古典を、ようやく。
生物個体は自己複製子にとっての共同のビークルであり、その支配者たる遺伝子に期待される特筆すべき性質とは、非情な利己主義である。
ゆえに個体の利他主義も、本質的には遺伝子の利己主義の産物であるのだ、と。
個体淘汰と群淘汰の真実を、動物、昆虫、植物、単細胞生物といったあらゆる事例をもとに発き出す。もはや一般論と化している現代に読み直してみても尚、新たな発見の連続で、時代を越え一読に値する書物と感じました。
ダーウィニズムの上に成り立つ書物なので、より大局的に理解しようと思えば、ダーウィンの書作はマストリードかも、と思いました。実は「種の起源」未読なんですよね。読むかぁ。
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- 感想投稿日 : 2020年6月7日
- 読了日 : 2020年6月7日
- 本棚登録日 : 2020年6月7日
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