利己的な遺伝子 40周年記念版

  • 紀伊國屋書店 (2018年2月26日発売)
4.53
  • (20)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 360
感想 : 16
4

世界に衝撃を与えた歴史的古典を、ようやく。

生物個体は自己複製子にとっての共同のビークルであり、その支配者たる遺伝子に期待される特筆すべき性質とは、非情な利己主義である。

ゆえに個体の利他主義も、本質的には遺伝子の利己主義の産物であるのだ、と。

個体淘汰と群淘汰の真実を、動物、昆虫、植物、単細胞生物といったあらゆる事例をもとに発き出す。もはや一般論と化している現代に読み直してみても尚、新たな発見の連続で、時代を越え一読に値する書物と感じました。

ダーウィニズムの上に成り立つ書物なので、より大局的に理解しようと思えば、ダーウィンの書作はマストリードかも、と思いました。実は「種の起源」未読なんですよね。読むかぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月7日
読了日 : 2020年6月7日
本棚登録日 : 2020年6月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする