人を和ませる存在-人に嫌われたくない-
忘れたくない人-忘れられたくない-
”相手を傷つけたくないのではなく相手が傷ついた表情を見たくないから・・・”
自分がありたい姿とそれが卑しい思いがあるからではないか、と自分に自信がない主人公の女の子。人生の中で何度も出会う「新田人生」というそれぞれ別の男性や、友人、同僚らと関わり、そして祖母を介護する母を回顧しながら、自分自身でゆっくりと自分の方向性を見つけていく。
きっと周囲を気遣って 笑顔でストレスをためている子、きっとリアルに私の周りにもたくさんいるのだろうな。 そして私のように何も気にせず 行動してしまう人間はそんな人たちを困らせているのでしょう・・・。ごめんなさい。
でも 主人公が卑下する彼女の行動理由のその思いは こんな私にとっては、「なんて大人で思いやりがあるのだろう」と尊敬の的なのである。そんな子たちには頑張って胸を張っていってほしいと思うのと同時に 少しでも見習いたいと思う。
この作品では主人公が友人たちに伝えたいことを決意できて良かったね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
西加奈子
- 感想投稿日 : 2013年7月10日
- 読了日 : 2013年7月10日
- 本棚登録日 : 2013年2月11日
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