カポーティの初期、10代から20代の頃の作品集。短編14作品。一番最初の「分かれる道」で、良い意味で期待を裏切られて、じんわりきた。その後も全ての作品に様々な背景を持つ人々へのあたたかいまなざしが感じられた。
編集者による後記に、社会の外縁に住まう者への共感、とあったけれど、まさに、根底に人々への共感がある。10代でそういう風に社会を見ることができるのがすごい。なぜか、清々しい気持ちになる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年10月30日
- 読了日 : 2023年10月30日
- 本棚登録日 : 2023年10月30日
みんなの感想をみる