1999年度、第52回 日本推理作家協会賞 長編部門受賞。普通の推理小説が文庫で700ページはいささか長い。世界を舞台にするとか、大映ドラマほどの劇的なストーリー展開があるとか、ならば納得はするのだが・・・しかしながら、この作品はもの凄く考えられて書かれている。著者がインタビューで、完成した2つのストーリーをボツにして世に出した作品と語るほどの力の入れようなのだ。読ませるし、飽きさせない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大衆娯楽小説
- 感想投稿日 : 2017年12月31日
- 読了日 : 2017年12月17日
- 本棚登録日 : 2017年12月17日
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