ちいちゃな女の子のうた”わたしは生きているさくらんぼ”【新版】

  • ほるぷ出版 (2019年9月6日発売)
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感想 : 6
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_わたしは なりたいとおもったら
いつでも あたらしいなにかに なれるのよ._

_わたしは あかよ.
 わたしは 金.
 わたしは みどりよ.
 わたしは 青なの.
 わたしは いつも わたしでしょう._

・・・そりゃそうなのよ。そのはずなのよ。でもね、つい忘れてうっかり自分を見失いそうになるのよ。やーね、おとなって。

どうした?いきなりのバーバラ・クーニーブーム(わたし内)
みずみずしく力強く、小さな女の子が生きるよろこびを身体ごと用いて唄っています。女の子の言葉で語られる本質にどきどきしてしまう。
そしてクーニーさんは、ほんとに丁寧に、愛おしむように絵具を重ねているなあ。誠実なひとに違いない。会ってみたかった。

作者のデルモア・シュワルツ、プロフィールを知りたくて検索したら、太宰治チックなナルシスト風モノクロ写真がいっぱい出てくる・・・。
T・S・エリオットらに称賛され、ルー・リードの大学時代の恩師なんですってよ。ほかの詩作品も読んでみたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2020年11月29日
読了日 : 2020年11月27日
本棚登録日 : 2020年11月27日

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