落語ファンによる落語ファンのための本。
装丁が落語ファン以外を見事に拒絶している。
清々しさすら感じます。
各噺家に「十八番」を聞いていくのですが、皆一様に「十八番なんてのは、自分で言うもんじゃない」と言いながら噺について語る。
今をときめく落語家たちが噺を育て、格闘する様子はファンとして嬉しい。
後半は若手落語家たちが、十八番を語る。私はおっさんなので、若者は素直に応援したい。がんばれ。
惜しむらくは、ラインナップ。
立川志の輔が入ってないのはおかしいだろう。
談春・志らくも入ってない。談笑の話だって面白い。
いや、立川生志も好きですよ。でも順番が違うだろう。
あとは、円楽党も入ってない。
円楽か兼好は入れるべき。まんきつでも楽しい。
企画があまりに楽しかったので、第二弾に期待してます、ってことかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年11月6日
- 読了日 : 2017年11月6日
- 本棚登録日 : 2017年11月6日
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