本の運命 (文春文庫 い 3-20)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年7月7日発売)
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本棚登録 : 771
感想 : 71
5

知人さんにお借りした一冊となります。
その方のオススメもあって、痕跡本に初トライしてみました。

ちなみに痕跡本とは、ボールペンなどで本に線をひいたり、
ふと感じた一言付け加えたりしながら読み進める、読書術です。

なんというか、作者さんと対話をしているような気分で、
非常に楽しい時間を過ごせたなぁ、、と。

井上ひさしさん、あまり読んだことは無いのですが、、
ご自身の蔵書で図書館を作ってしまう位の読書好き、、と。

自宅の底が抜けたとか、家の中が本に侵食されるとか、、
ふむふむ、何とも共感してしまうようなエピソードがてんこ盛りでした。

ん、井上ひさしさん、本当に「本」がお好きなんだなぁ、と。

また、自分から「痕跡」というアクションを起こすからでしょうか、
まるで実際にお会いしているかのような時間を過ごせました。

本との出会いは一期一会、その大海の中を自由に泳ぎ回っていきたいですね、、なんて。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2013年8月9日
読了日 : 2013年7月25日
本棚登録日 : 2013年7月25日

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