コレクター自身が自らのコレクションについて語るなかなか面白い本だった。
著者の高橋氏のように本当に美術が好きで好きでたまらない、
美術コレクターというのは、多かれ少なかれ人格的にも人間的にも性格的にも
偏っていることが大半である。
(と言いつつも、美術コレクターのハシクレである私も
人のことは言えないず、全く同じだが。)
ですので、本書の内容は多少の偏りがあると思う。
しかしこの偏りは何の問題も無い。
むしろ偏っているからこそ、面白い本だ。
(ちなみに私が書いた美術のレポートはもっと偏っているが。)
ですので、美術が好きな方には非常にオススメの本です。
少なくとも高橋氏に勝るとも劣らない美術オタクである私は
非常に興味深く拝読させて頂きました。
私と考え方が合わない点もありましたが、一致する点も多く、
美術愛好家同士、通じる点もあり、面白く読みました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月17日
- 読了日 : 2021年2月17日
- 本棚登録日 : 2021年2月9日
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