手にとった直接的なきっかけは、クリスティの「春にして君を離れ」を読んだからだけど、古くからの積読でした。
わりと最近、「ベストセラーのあらすじなんか読むのは愚の骨頂」的なエッセイを読んだ気がするのですが、(たぶん岡崎武志の「読書の腕前」だと思う)、そんなむつかしく考えなくたっていいんじゃないかなーと思う。
大人になってから何作かシェイクスピアを読んでみた。オセローとかハムレットとか。
あとはガラスの仮面(!?)のお蔭で「夏の夜の夢」も、オケをやっていたので「ロメオとジュリエット」もメインスト―リはかなり正確に頭に入っていると思う。
でも正直上っ面しか分からなかった。
そんな人が再度シェイクスピアにきちんと興味を持つためには、こういう入門書が必要だと思う。
イギリス人の常識である「シェイクスピア」を改めて読んでみようと思った一冊でした。
そして、豊かな知識を持ちながら初心者のところまで降りてきて興味を湧き立たせる阿刀田氏の筆力に脱帽です。(2010.2.5)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学(エッセイ&評伝&講演録など)
- 感想投稿日 : 2022年12月13日
- 読了日 : 2010年2月5日
- 本棚登録日 : 2021年12月28日
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