E.L.カニグズバーグ:作/松永 ふみ子:訳/岩波少年文庫
数ページ読んで思い出したのは
NHKみんなのうた「メトロポリタン美術館」(大貫妙子)です。
『バイオリンのケース♪トランペットのケース♪トランク代わりにして出発だー』です。
導入はこの物語と一緒ですが、この歌の方が、不思議な世界です。
クローディアは、一番役立つ弟を引き連れて、家出をします。
行き先は「メトロポリタン美術館」。そこで出会った「天使の象」に心惹かれ
家出なんて二の次で、象の秘密を探ろうとします…
お洒落な家出先で…ちょっと羨ましいです。
彼らの子供ながらの現実的な考えが、みていて面白かった。
隠れてるときのスリルを私も味わいたい。でもその辺りの描写はそんなになかったので
大冒険を楽しむ。というより「秘密」の方が重視でした。
なるほど
クローディアの『秘密』
邦題に納得です。
「秘密」をもっていると、確かに違った自分になれた気がする。
でも、でも、自分ひとりで持ってるほうが、なんというか…
もっと崇高なものになりそうなんだけれど。
『秘密』ほしいな!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
juvenile(
- 感想投稿日 : 2014年3月18日
- 読了日 : 2006年7月14日
- 本棚登録日 : 2014年3月18日
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