デビュー作以降一文字も書けなくなった孤木は、編集者の勧めで本格ミステリの大御所天神人が若手ミステリ作家に執筆の場として提供している自宅「月灯館」に滞在する事になる。晩餐会で不気味な宣言が流れた次の日から、雪で陸の孤島と化した館で天神を皮切りにミステリ作家達の首挿げ替え連続密室殺人事件が起こる。王道の舞台と展開、「物理の北山」大盤振る舞いににやにやしていたら、解決シーンでえ、となり犯行理由でおお⁉と投げられラスト一行で床にきっちり叩きつけられた。他の方達のレビューを確認した上で慌てて読み返したらぎりぎりを攻め過ぎ。成立してるけど空中に浮いているんじゃないか。脱帽。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年2月11日
- 読了日 : 2023年2月5日
- 本棚登録日 : 2023年2月11日
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