天使の屍 (角川文庫 ぬ 2-1)

著者 :
  • KADOKAWA (2000年5月24日発売)
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本棚登録 : 1294
感想 : 149
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息子の突然の自殺。真相を探ろうとしているうちに友人たちが次々に自殺。
最初から引き込まれ展開もどんどん進むので飽きなく最後まで読めた。
ライバルの成績を落とす為にlsdに裏ビデオ撮影、販売までするとは全く予想出来なかった。そこまでするのか、と思ったけど競争社会で生き残らなくてはとの思いに駆られた視野も狭い中学生ならそこまで思い詰めるのかも。
現代だからlsdなどの犯罪も私が思うより手短なのかもしれない。
証拠隠滅と復讐の為の殺人を隠す為の自殺にも驚き。
彼らの切羽詰まった思いからの覚悟に胸が苦しくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月22日
読了日 : 2022年7月22日
本棚登録日 : 2022年7月22日

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