尾原和啓著『ザ ・プラットフォーム』を読んだ。
以前買って、1/3ぐらい読んで放置していたものを読了した。
尾原氏の本は『ITビジネスの原理』を読んだことがあり、2冊目である。
マッキンゼー、リクルート 、Google、楽天と渡り歩いた尾原氏ほどIT業界を分析して語れる人はいないのではないだろうか。
しかし、本書を読んで驚嘆したのは氏の「人間への洞察の深さ」である。
マズローの欲求五段階説やアランの『幸福論』、マザーテレサの言葉まで登場する本書は、「人間を知る」意味でも示唆的である。
そうなのだ。
尾原氏は「ITの変化」と「人間の普遍」の両方に対する造詣が深いのだ。この交点に本書はある。
マッキンゼーで鍛えた企業分析の手法、物事に対する補助線の引き方が秀逸なのは言うまでもない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2020年9月7日
- 読了日 : 2020年9月7日
- 本棚登録日 : 2019年10月2日
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