女ぎらい――ニッポンのミソジニー

著者 :
  • 紀伊國屋書店 (2010年10月6日発売)
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感想 : 141
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ミソジニー問題が最近あまりにも話題なので読んでみた
上野千鶴子さんはミソジニー問題のときネットでよく声明を上げていらっしゃるイメージ

ミソジニーの根深さなど知れて勉強になった
少し上から目線だなぁと思う書き方があったし、この方はミソジニー文化のせいでたぶん男ぎらいになってしまっているので、男性に対しても割と当たりがきつい気がする

けれど女性がこれだけひどい目にあってきたんだ、ってことがよく分かる文だなと思うので、入門編としては良きだと思う
東電OLとか恥ずかしながらこの本で初めて知ったのだけど、なるほど女性たちが共感してしまう気持ちが分かる気がした。関連書籍読みたい……

男とか女とかそういうの無しにして生きていきたいけど、それをするには乗り越えないといけない壁が多すぎるんだよね

弥生時代のときから男性器を模した土器とかが作られてるってことを博物館で知ったとき震えちゃったもんな 男性至上主義の時代長すぎたんだよね その考えを塗り直すのは相当大変だと思う
私たちは同じ人間で、優劣など存在しないのだ
どっちが偉いとかない

私は母が弟に対しては「男の子だからしょうがない」と言って異常に甘やかしてるのが本当に気持ち悪くて嫌いなんだよね
女の子である娘たちには「自分でしな」と言ってきたことを息子には嬉々としてやってあげる母親
そういうところから世直ししていかないとミソジニーなくならないと思う 父親もそれを当たり前のように見ているしね。

著書にも書かれていたけど、娘たちは色んな役割を担わされるのだ 娘なのに息子でもあり 母の友達でもあり 娘でもある。 そりゃ息苦しくもなるし、自分が分からなくもなりますよ

ハッピーに生きたいものですね
みんなハッピーにね せめて自分の半径5メートルだけでも その為にはまず私から
男性を怒らせないように、機嫌を損ねないようにヘラヘラするのやめよう
男性には「力で絶対勝てない」と思うから下手に出ちゃうところがあると思うんだよ女性って
でももうそれやめる やってきていいことがなかったので

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年2月2日
読了日 : 2020年2月2日
本棚登録日 : 2020年2月2日

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