二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2010年10月23日発売)
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本棚登録 : 649
感想 : 82
4

西村賢太の自伝小説。

読むのは3冊目くらい?


この魅力は独特で相変わらず面白い。


普通では体験できない最低最悪な人生模様を、

垣間見れるから、まぁ他人事で面白いんだろう。


日雇いの人足仕事で口に糊する日々、

少したまった金は酒と女に使いきる。


どうもうまく行かない人間関係

周囲の好意を裏切り続けるだらしなさ。


酒に酔っては喧嘩して、時には警察のお世話になり、

または転がり込んだ家の家賃が払えず大家と揉める


中卒で社会に飛び出して底辺を這いずり回る主人公の人生。普通は絶対関わりたくない人間だけど、何というかホントはうまくやりたいのに、うまくできない主人公の気持ちもちょっと解ってしまう。


このシリーズは定期的に読んでいきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年1月27日
読了日 : 2020年1月27日
本棚登録日 : 2020年1月27日

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コメント 1件

getdowntoさんのコメント
2022/01/22

同じくです。絶対関わりたくない人ですが作家としては大好きです。

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