春雷道中 (幻冬舎文庫 さ 11-9 酔いどれ小籐次留書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年2月1日発売)
3.44
  • (2)
  • (12)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 160
感想 : 12
4

<酔いどれ小籐次留書>シリーズ第9弾。

いつもお世話になってる蕎麦屋の倅が登場。
なんと本当は亡き父と同じような道に進みたいのに、やりたくもない蕎麦屋をやらされたからグレちゃった倅。
こじらせちゃって養父をうっかり刺してしまう。
どうかなー。
それどうかなー。
そんだけバタバタ騒がせたけど、好きな女と一緒になるなら蕎麦屋継ぎますてー。
どうかなー。
それどうかなー。
太郎吉出てきたから、てっきり太郎吉の所で新たに奉公を願うのかと思ってたよ。
それを蕎麦屋継ぐって…。
やりたい仕事させてやればいいのにーと思っちゃったよ。

そして水戸家の人も、久慈屋もお酒を小籐次にすすめるのは大概にして、新しい着物の2~3着でも贖ってやってくれと思うのは、わたしだけだろうか。
やっとうや大酒飲みだけじゃなくて、職人技の部分(研ぎと行灯作り)を評価してきちんとお金払ってあげて~と思ってしまう。
「逃げ恥」じゃないけど、「善意の搾取」はいけません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2017年1月1日
読了日 : 2017年1月1日
本棚登録日 : 2017年1月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする