お母さんの工夫 モンテッソーリ教育を手がかりとして (文春文庫 さ 46-3)

  • 文藝春秋 (2020年6月9日発売)
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マリア・モンテッソーリが医学博士で、哲学・生理学・精神医学も学んでおり、モンテッソーリ教育が科学的な視点から作られた事を初めて知った。
子供が主体、親の役目は見守ること。

・全ての生物に敏感期(特定の事柄への感性が特に敏感になる時期)があり、幼児が突然不機嫌になるのはそれが阻害されるから。幼児の行動には理由がある。自然の法則に沿った成長を大人が阻止してはいけない。

・興味のあることを集中して行い、自分で終了した後は、満足して良い子に変わる。→ここまで来たらおしまい、を自分で決めさせる

・教える時は提示(一連の動作をゆっくり、はっきり、最後までしてみせる)する。幼児は言葉と動作を同時に理解できないので、動作中は話さない。

・選択肢を用意して子供に選ばせ、集中していることは気が済むまで止めない。

・子供が主体。大人の役目は観察して環境を整えること、ゆっくりやり方を見せること。

・自分も相手も気持ち良く。

・癇癪、乱暴、無気力などの子供の逸脱は大人への抵抗。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子育て
感想投稿日 : 2022年4月21日
読了日 : 2022年4月21日
本棚登録日 : 2022年4月21日

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