一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

  • ダイヤモンド社 (2016年2月19日発売)
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2回目読了(読んだことあったのを忘れてた)。
一流大学から一流企業に入った200人が、親の教育の良かった点、悪かった点を自由記入したものを解説。子供目線で親の教育をどう感じたかが分かり興味深い。
情緒面の成長より勉強面に重点が置かれている感じはするが、参考になる点も幾つか。
(★は課題)

1.自由に決めさせる
・自由を与え、自分を探させる
・子供に目標を設定させよう
・進路に関し、子供の意思を尊重せよ

2.助けすぎずサポートする
・自主性は尊重しても、アドバイスは十分与える
・選択肢を示し、最終選択は子供に任せよ
・過保護に育てない

3.自分らしさを育む
・個性を尊重する
★「人に迷惑をかけるな」より「役に立て」
・小さいことから自信をつけさせる

4.視野を広げる
・視野を広げ、知的好奇心を刺激する
・読書で知見を広め、学習習慣を身につけさせる
・「好きな本」で読書を習慣化させる
・世界に視野を広げる

5.天職への道をひらく
・「自分から興味を持ったこと」を応援する
・才能の種を見つけて「原石」を磨く

6.モチベーションを高める
・モチベーションを上げる秘訣は「挑戦させる」こと
・子どもの応援団になる
★子どもに期待を伝える

7.真剣に最後まで続けさせる
・「本気」を確かめて投資する
・真剣にならなければ叱る
・途中で簡単にやめさせない
・「失敗を乗り越える強さ」を身につけさせる

8.コミュニケーションに慣れさせる
・「社交の場」に参加させる
・「書く習慣」を身につけさせる
・外国語教育は、幼少期から慣れさせる
★小さい頃から「何でも話せる相手」になる

9.異なる視点・価値観・感情を理解させる
★子どもと積極的に議論せよ
・親の「価値観」を押し付けない
★感情的にならず、理由をしっかりと伝えて叱る

10.心を通わせる習慣を身につけさせる
・感謝することの大切さを伝える
・相手の立場に立って考える癖をつけさせる
・動物を通じて思いやりの心を育む

11.「習慣づけ」をする
・勉強を強制しない
・幼少期に「学習習慣」を贈る
・楽しく思考力を伸ばす

12.「勉強への動機づけ」をする
・勉強の「メリット」を伝える
・教育環境で子どもは決まる
・勉強での「競争意識」を育む
・「報酬」を与えて勉強させてもいい

13.「勉強観」を育む
・結果もプロセスも大事
・大学進学はすべきか?→早くから目標が定まっていれば不要な場合も。そうでなければ進学した方が選択肢の幅が広がる
・勉強至上主義で育てない

14.自制心・思いやり・教養をしつける
・自制心と他者への配慮をしつける
・まっとうな金銭感覚を身につけさせる
・教養と感受性を身につけさせる

15.親の振る舞いで導く
・厳しさと愛情のバランス
・親の会話が、子どもの人間性をかたちづくる
★子どもは親の真似をする

16.おおらかな環境で子供を伸ばす
・プラス思考で、明るくおおらかに育てる
★父母間での「けなしあい」は絶対にダメ
・他の子どもと比べない
・努力を褒める

17.無償の愛情で子どもを守る
・子どもの非行には執念で向き合う
・信頼で子どもを包む
・無償の愛を注ぐ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子育て
感想投稿日 : 2022年6月22日
読了日 : 2022年6月16日
本棚登録日 : 2022年6月16日

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