よく言えば、水面に映るキラキラとした光のような、綺麗で、掴もうとすると流れて行ってしまう感じ。あえて悪い言い方をするなら、ものすごく掴みどころがなく、どの話も強く印象には残らないという感じかな。1話1話が短くて読みやすく、ふう、と息をつけるような雰囲気なので、難しくて全然読み進められない小説を読んだ後の箸休めにはすごくちょうど良かった。
江國さんは初読だったのだけど、前に知人が「江國さんは雰囲気を楽しむ作家」と言ってたのがわかった。難しいこと考えたくない時にまた江國さん作品読みたいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年9月16日
- 読了日 : 2023年9月16日
- 本棚登録日 : 2023年9月10日
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