武士道 (岩波文庫 青118-1)

制作 : 矢内原忠雄訳 
  • 岩波書店 (1938年10月15日発売)
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本棚登録 : 3618
感想 : 319
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“流れ”。
僕が最近よく考えるものです。
「人は無意識に、過去からの流れに乗って、言を発しているのではないか?」という疑問を抱き
日本の過去からの流れを読み解くには、『武士道』だ。
っというわけで読み始めました。
過去の日本の常識は、“滅私奉公”だったと伺えます。これは男子であれ、女子であれ。
だから日本に“個”という意識は、新しい日本人意識なのだと思います。
昨今いろんなところでズレが生じているのは、このためだろう。
新渡戸氏は日本には、経済的利の観念が日本にはないというけど、僕は違うと思います。
滅私奉公も、当時からみれば利だったから、大方の人はその利を選び、滅私したといえないでしょうか?

日本の風土・文化などから生じる、無意識から発するものは何か?という答え探しの旅は、まだまだ続きそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生き方
感想投稿日 : 2012年1月23日
読了日 : 2012年1月23日
本棚登録日 : 2012年1月13日

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