スマリの森 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (2002年3月5日発売)
3.65
  • (12)
  • (11)
  • (28)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 6
5

遠藤先生の動物ものはやっぱり良いです。どの回もラストの余韻がなんともいえない。
すばらしい瞬間を体験して感動したような、それでいて胸が痛いような、でも自分ではどうしようもないような。
理不尽さがあるんだけど、それでいて打ちのめされない優しさがあります。

遠藤先生の他のどたばた物も好きなんだけど(他の作品にももちろん感動シーンが織り成されていますが)、これは特にオススメです。

ちなみに私が好きな回は「スマリの森」「シード」「グースベリー」「スマリたち~その1~~その3~」です。

どんな風に好きかという感想を書くよりも、とにかくひとつひとつの言葉が奥行きのある作風だと思いますので、引用を読んで気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。


そして、この本を読んで好きだなあと思った人には、「ラッコはじめました」の中に入っている「雷鳥さんさようなら」もぜひぜひおすすめします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 遠藤淑子先生
感想投稿日 : 2010年4月21日
読了日 : 2010年4月21日
本棚登録日 : 2010年4月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする