作中で出てくる寝かしつけのお園さんが言う
「自分の当り前は、人の当り前じゃないわ。
どんな特技でも、立派に人のためになるのよ。
素晴らしいことよ」って言葉、ほんとに
当たり前だけどすごく心に残りました。
その当り前が他人にとってこれほど役に立つ
ってことが作品の中で描かれていて、
あぁ~自分でも人の役に立つことが
あるかもしれないと少し勇気をくれる作品
でした。なかなか個性の強いクセ有特技をもつ
面々が繰り広げられる話は全体的にうまく
行き過ぎてちょっと強引な展開もあったけど
最終的には大団円で楽しく読めました。
作中にふわっと出てくる主人公友里のおじさん
である田中五郎の今後や旦那さんなんかも
出てきていなかったのでもう少し続きが
読みたかったかも。色んな事件が起こるけど
全体的にほのぼのとした作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年11月1日
- 読了日 : 2023年10月29日
- 本棚登録日 : 2023年8月24日
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