ブライアン・トレーシーの自己啓発本。
自己啓発本は一時期、かなり読んだ。
メジャーなものはほとんど読んだと思う。
その結果として、自己啓発本にはパターンがあることがわかった。
「すべて自分に責任があると思え」系と「望むはかなう」系と
いわゆるハック系の三パターン。
さらに、日本人の自己啓発本、特に最近の人の本には、
オリジナルはほとんどないということ。
こういうことを踏まえて、すべての要素がバランスよく、
しかも読みやすい本はどれだといわれたら自分は本書をあげると思う。
著者でいえば、ブライアン・トレーシーとアンソニー・ロビンズの二人が
一番わかりやすいけど、アンソニー・ロビンズは完訳されてなかったり、
タイトルが恥ずかしかったりするので、人には薦めにくい。
ブライアン・トレーシーは日本でも人気があるので、その著作のほとんどが
翻訳されているけど、個人的にはこの本が一番完成度が高いと思う。
内容自体は、上記にあげたパターンに則った、よくある内容なので、
説明するまでもないけど、語りが旨いのと、引用が適切なのが他より
いいと思う。
最近は、自己啓発本をあえて読むことはほとんどないけど、
読めば読んだで、新しい発見はある。
今回、読み返してみていいなと思ったのは以下の文章。
「あなたのマイナス感情は、他人にはまったく影響を及ぼしません。
他人に怒りを抱くことは、期せずして相手に自分の感情を
コントロールさせてしまうことになるのです。」
読むたびに気になるところが違うのは少しは成長している
のかもと思った。
- 感想投稿日 : 2011年8月1日
- 読了日 : 2011年8月1日
- 本棚登録日 : 2011年5月4日
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