死命

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年4月25日発売)
3.49
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本棚登録 : 658
感想 : 126
4

ぐいぐい引き込まれる筆力。
抑えがたい殺人衝動を全て過去に起因させてしまうような描き方には少し疑問が残る。
殺されてしまった女性の描き方がなんとなく桐野夏生の小説とかぶるが、男性作者の描き方と女性作者の描き方だと似ているようで決定的に何かが違う。そんな気がした。
なんとなく消化不良。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年2月9日
読了日 : 2017年2月9日
本棚登録日 : 2017年2月9日

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コメント 1件

杜のうさこさんのコメント
2017/02/10

ortieortieさん、こちらでもこんばんは~♪

うわっ、見事にはまっておられますね~。
お仲間♪お仲間♪
私の感想がきっかけでなんて、本当に嬉しいです!

この消化不良感、私もよくあります。
なんかもやもや~っとするんですよね…。
でもテーマがテーマだけに、それも仕方ないのかもしれないですよね。
重く苦しい内容でも、どこか目線の温かさを感じられる所が好きで、
デビュー作から、ずっと読んでいる作家さんです。

今、ortieortieさんの本棚とレビューを拝見して、
また昔の作品を読んでみたくなりました。
こちらこそ参考にさせてくださいね。
これからも素敵なレビューを楽しみにしています!

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