完訳フロイス日本史 (2(織田信長篇 2)) (中公文庫 S 15-2)

  • 中央公論新社 (2000年2月25日発売)
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感想 : 8
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ルイスフロイスは人生で数十回信長と会っている。その記録が主になっている巻。信長の性格、その戦略・政策、岐阜城の構造などを細かく書いている。信長像の形成はこの文献から出ているのかと感じた。また書き手によって描く人の像が変わることがわかる一冊。松永を悪魔扱いする一方、キリスト教普及に尽力してくれた和田惟政をベタ褒めしたりとキリスト教に味方するかどうかで視点を変えている。ちなみに信長はキリスト教布教を認めたので、いい感じで書いているが、神道とかは邪道と断じていたw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2013年3月15日
読了日 : 2013年3月15日
本棚登録日 : 2013年3月15日

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