お魚おもしろ雑学事典

  • 講談社 (1984年11月1日発売)
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本棚登録 : 2
感想 : 2
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昭和59年に発行された魚の雑学本。
内容は決して新しくなく、この手の本が好きな人なら、そんなに目新しいネタを得ることはないだろう。
ネタによっても数ページから数行で終わるものもあり、調べまくって文量をできるだけそろえようという感覚はいないようだ。
しかし、この本、僕にとっては幼稚園に入る頃なのだが、まさにその頃見た光景をまんま感じさせてくれる。
まず『近所の魚屋さん』が登場する。
スーパーの魚コーナーではなく、魚屋さんなのだ。
今となっては24時間営業のスーパーすら珍しくないが、かつては夜はしっかり閉店する店ばかりであった。
1980年代はコンビニ増殖時代とは言われていたものの、まだまだ記憶の中ではその印象は薄い。
とにかくそんな時代の匂いがプ〜ンとするのだ。
本の側面が青色に塗られているのもなんかノスタルジックで良。
『ビニールに魚を入れるような魚屋はイカン!油紙や経木で水を切らないと。』なんてレベルの記述がそこかしこに。
それが当たり前の買い物だったなぁ。
あれ、なんか目から汗が…

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学本
感想投稿日 : 2008年8月30日
読了日 : 2008年8月30日
本棚登録日 : 2008年8月30日

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