地方に強い興味があったわけではなかったが、得られるものが多く、面白い本だった。初めて読んだ木下斉さんの本。
初めての事業での苦しみ、コスト削減による投資資本の捻出方法、まちづくり=事業を軌道に乗せるための10の鉄則、成功した事業の具体例について書かれている。まちづくりについて学びたい人というよりむしろ、自分で事業を起こしたい人に勧めたくなる一冊だ。
印象に残ったところメモ。
・誰にも悪意がなくても、お金による支援というのは、相手を一気に蝕む。
→発展途上国への資金援助、子どもの過保護、過剰な支援がうまくいかない理由を説明していると思った。
・自分で考え、決めたことなら本気になり、たとえうまくいかない場合でも、軌道修正も撤退も自分で決断できる。
・重要なのは、システムをつくり上げたり、必要に応じて臨機応変に組み替えたりすること。
→全体のお金、ものの収支が見えていると、システムを作ることが行いやすくなるように感じた。
・言い訳をせず、できることから始める。
・見方をかえれば、早めに見切ることは、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」ということでもある。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月11日
- 読了日 : 2023年7月11日
- 本棚登録日 : 2023年7月11日
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