考具 ―考えるための道具、持っていますか?

著者 :
  • CCCメディアハウス (2003年4月4日発売)
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読んだのはだいぶ前だけど。
以下気になったところをメモ。
●「何を」「どうする」をセットで考える習慣を
●自分がああしたい、こうしたいという欲求からデザインは始まる。 「わがまま」とは「我=自我」を「まま=思うまま」にすることである
→抱いた自分の欲求を周りの人、すなわちデザインしようとしている道具やモノを使う人がどう思うのか、実際のユーザーにとって使いやすいのかどうか、を厳しくチェックする。
この「思いやり」のステップを踏まないといいデザインは生まれない。
●今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいのか?
●アイデアは企画の素である。アイデア=企画ではない。アイデアに完璧さは不要。
●量が質を生む。
●企画とは、予算と準備と時間さえあれば実施できる目処が立つ計画のこと。誰が読んでも見ても理解できるようにしておく。
●拡げて絞って、また拡げて絞る。
※拡げるときは奔放に。壁があっても無視して拡げる。
※絞るときはシンプルに。
●カラーバス(色を浴びる)
朝家を出る前に「今日のラッキーカラー」を決める。
→「見える」から「見る」へ(一見関係なさそうなものたちが自然に集まってしまう)
プラスαとして「キーワード」を加える(ちょっとだけ外しておく)
●「すり替え」と「言い訳」、そして「ほんの少しの強制力」
●人の話を聞く=他の誰かの生活をほんのヒトコマ共有できる
●演じてみる。役者のように本当に体を動かしてみたら驚くほどわかる、つかめることがよく起こる。そのままその気になる。
例)10歳の気持ちになる→しゃがんでみる。
●プレゼンの成功=まだ見ぬ世界を説明して納得・共感してもらう。「たとえ話」が共通言語に。
●アイデアスケッチ(手書き)こうなったらいいよなぁ、と自分勝手に始める。 形状やシーンを思い浮かべる。
1枚1案。
ちょっとの違いを大切に。
●「アイデアを出すこと」と「アイデアを選ぶ・判断すること」は別。
●連想ゲーム
→頭の中に仕舞い込まれた言葉を引き出す。
●オズボーンのチェックリスト
(1)転用したら?…現在のままでの新しい使い道は?
(2)応用したら?…似たものはないか?真似はできないか?
(3)変更したら?…意味、色、動きや臭い、形を変えたらどうなる?
(4)拡大したら?…大きくする、長くする、頻度を増やす、時間を延ばすとどうなる?
(5)縮小したら?…小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にするとどうなる?
(6)代用したら?…代わりになる人や物は?材料、場所などを代えられないか?
(7)置換したら?…入れ替えたら、順番を変えたらどうなる?
(8)逆転したら?…逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?
(9)結合したら?…合体、混ぜる、合わせたらどうなる?
●ブレーンストーミング
◆ルール
(1)他人の発言を批判しない。
(2)自由奔放な発言を歓迎する。夢物語でもよい。
(3)質より量を求める。
(4)他人のアイデアに便乗する。
◆秘訣
(1)焦点を明確にする。
(2)遊び心のあるルール。
(3)アイデアを数える。
(4)力を蓄積し、ジャンプする。
(5)場所は記憶を呼び覚ます。
(6)精神の筋肉をストレッチする。
(7)身体を使う。
×どっちのアイデアがいいのか。
○相手のアイデアをジャンプ台にして自分がどれだけアイデアを付け加えられるか。
●「絵にならないもの」は企画として成立しない。プレゼンしているあなたがイメージできないのに、話を聞いただけの相手が想像図を頭の中でうまく結べるはずがない。 できるだけ細かく細かく、丁寧に想像。
●原稿→読んだ人がビジュアライズできるかどうか。
●思いついたアイデアは、誰かに話す。
●「問いかけ方」を変えてみる。与えられた課題を変えてみる、ずらしてみる。
●集めた情報を見返す仕組みやタイミングをどうするか。
●「私は○○○に考える人」の○○○を埋める。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年4月5日
読了日 : 2011年4月5日
本棚登録日 : 2011年4月5日

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