タイトル通り、六本木のホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術が書かれている。
この本の前提は、「人間は皆わがままであり、自己の利得のために行動する」ということである。この前提を理解した上で、ビジネスとは、「相手を利用して双方が利益を得ること」であると説いている。
ここから言えることは、仕事をとり稼ぐ(指名をとり稼ぐ)とは、この双方が利益を得られる関係をどれだけ多く、かつ持続的に構築できるか、にかかっているということだろう。
これに対して、この本では、繰り返し発信すること、プロの姿勢を徹底すること、対人関係の距離感を見極めること......などが説明されている。
正直、書いてあることに目新しさはない。が、実際に実践することは難しい。
まずは、「相手にメリットを提供できること」がどれだけ作れるか。ここに知恵を絞っていくことが、稼ぐための仕事術を身につけるための第一歩なんだろう。
読み物としてはさらっと読めて、そこそこ面白かったのだが、特に新しい内容はなかったので、星3つとした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
非ビジネス-応用・新奇
- 感想投稿日 : 2016年1月5日
- 読了日 : 2016年1月4日
- 本棚登録日 : 2016年1月4日
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