白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年2月20日発売)
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本棚登録 : 18384
感想 : 1285
4

「小説に参考資料…?」と驚いたが、章ごとに資料も読んでいくのが楽しかった~
ストーリーと資料で内容が重複する箇所もあるので気持ちだらけてしまう感じもあるが、事態が大きくなっていく様や、事件の関係者たちが混乱に陥っていく感じを追体験できたのが面白かった!

『自分の記憶で作られる過去と、他人の記憶で作られる過去。正しいのはどちらなのでしょう。』の一節がすごく印象に残ってて…読後に「どっちが正しいのかなあ」と反芻して考えてみるなどしたので、シンプルにいい時間を過ごせたなと思う。にしても、ネットや他人の評価に縛られすぎるのはよくないな…
自分自身も知らず知らずのうちにしているんだろうけど、"自覚のない悪意"ってこわいね…
最終的にギルバートとアンが結婚したように、二人の仲もいい方向にいってるといいなあ。by夕子推し

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: イヤミス
感想投稿日 : 2022年11月22日
読了日 : 2022年11月22日
本棚登録日 : 2022年11月21日

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