ホームページの値段が「130万円」 と言われたんですが、これって相場でしょうか? ~ネットの価格はまだまだ下がる!

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  • 技術評論社 (2020年2月8日発売)
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ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?ーネットの価格はまだまだ下がる!ー

書評
タイトルにもあるとおり、著者が友人にホームページの製作見積もりをしてもらったところ、130万円と言われたところからこの話は始まります。この話をきっかけにして、ネットにおいて適切な価格とは、どれくらいなのか、考察がされています。
私は、あまりネットの業界に詳しくなかったので、この本を読んですごく勉強になりました。ホームページとは、その目的によっても、大きく値段が変わるもので、本当に集客の効果を狙うのならば、ある程度の予算をかけなければならないことがわかりました。

それから、ここからはネタバレになるのですが、一番記憶に残ったのは、「ネットに精通している人」はホームページ制作などという、あまりお金にならない仕事をやらない、ということです。
これは、言われてみればなるほど、と言ったもので、私はネットの黎明期を知らないのですが、昔はネットの世界は社会の落ちこぼれがやるものだったそうです。その頃からネットを使いこなしている一部の人は、本当に一握りで、そんな人はホームページの制作なんかしない、とのことです。
やはりネットの世界とはいえ、向こう側にいるのは人間。ネットの世界の現状から、この世界の現状を垣間見れたのが面白かったです。できる人は、できる人と組み、仕事をする。格安で制作を請け負っているのは、にせの人。などなど。

やはり、「目的」をはっきりさせ、何事にも取り組んでいくのが大切だな、と感じました。この本は、ホームページという切り口でそれを扱っていますが、私も目的をもって行動し、生産性を上げていきたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2020年11月11日
読了日 : 2020年11月11日
本棚登録日 : 2020年11月11日

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