気持ち悪さがぬぐえない作品だった。
(面白い意味で)びっくりするような怖さはないが、雨の日にじわじわと靴の先が濡れてそこから靴下が濡れて足先が冷えていくような感覚。
語り手の情報があまりにも少なく、むらさきのスカートの女の情報の方が遥かに多く、謎解きのような感じもある。書評でもかかれていたが、語り手がむらさきのスカートの女を考えることで、私たちが語り手について考えることになる。いままでにない感覚だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月3日
- 読了日 : 2022年11月3日
- 本棚登録日 : 2022年11月1日
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