不勉強は、罪だとつくづく感じた。
ざっくりと、チベットは中国に併合された、今も抵抗運動が続いている、程度の認識しかなかった。
著者が祖国を追われ来日して、日本が日本らしさを失なう過程を体験し、日本人以上に日本の行く末を案じている書。
戦前古くからあったチベットと日本との交流や大東亜会議の意味を再定義している。また、戦後から現在の日米、中国とチベットの歴史を検証した上で、60年代の思い出と共に日本人よりも日本人的な目線で古き良き日本が失われていくのを憂い、国際社会においてこれから進むべき日本人のあり方を説いている。
もっとチベット問題が知りたくなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年11月15日
- 読了日 : 2020年11月15日
- 本棚登録日 : 2020年7月12日
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