著者とその師・由良君美との師弟関係をめぐる思索は、人文教養主義など鼻で笑われてしまう昨今にあって、本を読むことへの基本的欲求、知的好奇心を最高に刺激してくれるものだった。2007年の出版時に購入したものの、長らく積読状態であったことを大いに悔やんでいる。もっと早くに読めばよかった。力作。
人物評伝では高山文彦による中上健次の評伝「エレクトラ」もいい。
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- 感想投稿日 : 2012年11月6日
- 読了日 : 2012年11月5日
- 本棚登録日 : 2012年11月5日
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