ドリアンは本来無意識的に持っていたナルシスの前段階ほどの自己愛をヘンリー卿に植え付けられた知性によって老いていく自分と綺麗なままの肖像画が逆ならいいのにと考え事をはじめ、無垢の美しさを失ったのだと感じた。
サブカルチャーが台頭してきたここ30年、この作品が『古典』と呼ばれるからこそ現代の強いルッキズム思想を持つ若者は読むべき。
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- 感想投稿日 : 2024年4月4日
- 読了日 : 2024年4月4日
- 本棚登録日 : 2024年4月4日
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