総選挙ホテル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年11月21日発売)
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本棚登録 : 313
感想 : 28
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チャプターズという本と人が出会うマッチングサービスをしている会社のYouTubeで、紹介されていた一冊です。

売り上げが落ち込む中堅ホテル、フィデルホテル。
経営改善のため着任した新しい社長は社会心理学者。

人事が機能していないなら、
従業員が選べばいい。

会社の新陳代謝、適材適所、息し改革。
360度評価?なのかなと。

登場人物たちが、
自分の希望していた職務と違う、
と悩みながらも、
ホテルがどうあるべきか、
どんな場所であるべきかを考え、
使命感というか自身の職務にやりがいを見出していく。

現実は、自身の職務経験を大事にすることが多くて、
スキルアップ、専門性を高められないならと
辞めていくことの方が多いのでは、と。

業界とそのホテルを好き、お客様が好きという、
愛社精神みたいなのを感じたのが久しぶりでした。苦笑

もし私がこのホテルにいたら落選するかも。苦笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 桂 望実
感想投稿日 : 2023年12月10日
読了日 : 2023年12月1日
本棚登録日 : 2023年12月10日

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