トラッシュバスケット・シアター (角川文庫 い 42-4)

著者 :
  • KADOKAWA (2001年3月1日発売)
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感想 : 9
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なんかやっぱり少年みたいな大人だなあと。

印象深い映画や
少年時代に残っている映画などを絡めて書き、
その文章を執筆していたときの
裏側のような時間を「シアターの楽屋裏」として書いています。

「映画というものは豊かなものである。
 珍品は珍品で愛敬があって、
 それなりの楽しみ方ができる。」

というように、
ものすごーく面白かった!
って映画よりも、

なーんか残ってるんだよなあ、タイトルも知らないけど。
みたいな映画の話をしてくれていたり。

意味不明でも面白いものは面白いし、

「そもそも悪役という人間は存在しない。
 悪役という視点が存在しているだけである。」

なんてゆう風に、
自分から見れば悪者だったとしても
見方を変えると本当にその人は悪者なのか
考えさせてくれたりします。

最近、
まったくちゃんと映画を見てないけど
見たくなるし
岩井さんの感覚をおしゃべりしている感じで
聞ける一冊。
よかった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年5月20日
読了日 : 2012年5月13日
本棚登録日 : 2012年5月20日

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