徳川三代と近世の日本 (NHKシリーズ NHK文化セミナー・歴史に学ぶ)

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  • NHK出版 (2000年10月1日発売)
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近世ではいくつかの関心事が提示されていると思う。

 267年という長期の政権が存続した要因。欧米列強のアジア進出のなかで、日本が植民地化に関係しなかった要因。のちにアジアで先んじて高度成長を遂げることができた要因。

 京都とは距離をおいて東国に発生した政権。その基礎は、徳川三代によって構築され、末尾にある「近世日本を確立した徳川三代」で締めくくられる。

 「戦国の世に終止符」は経済発展を誘因したということか。「有力大名の改易と老中制度制定」は確固とした幕府ー大名家の家臣団体制=幕藩体制を築いた、か。「鎖国体制」は政権のゆるぎない体制をつくった(口絵解説)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会科学
感想投稿日 : 2011年11月1日
読了日 : 2011年10月31日
本棚登録日 : 2011年11月1日

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