ハラハラする映画。
最初、病院での死産の悪夢のシーンが痛そうでややトラウマ…。洗面所の鏡に何かうつる(うつりそう)なのも、定番だけどやっぱり怖いですね。
そういうことを言う映画ではないかもしれないけど…エスターってピアノが弾けて絵も上手くて豊かな感性を持っているようなのに、もっと真っ当な生き方はなかったのか…とか思いました。感受性豊かだったからこそ、狂気が加速してしまったのかな。淡々と(けど時には発狂しつつ)、悪事を積み重ねるエスター、怖かったです。エスターの生い立ちは深くは語られないけれど、そこもまた良かったです。
表情やそぶりは大人の女でも、後半の着飾って化粧したエスターの体はどうしたって子供にしか見えなくて滑稽な印象が先立っていて、少し悲しかったなぁ。もしジョンがお酒を飲んでひどく酔っている状態でなかったら、逆転できただろうか。ケイトの買ったお酒が伏線になっていた悲劇。
ラストでエスターはいなくなったものの、彼女の起こしたことは大きすぎるし、この家族はこれからが大変ですね。
(2017.10.14)
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●映画
- 感想投稿日 : 2017年10月14日
- 読了日 : 2011年1月9日
- 本棚登録日 : 2011年1月9日
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