映画大好きポンポさん3で、映像表現をテーマに取り上げられていた1本。
異国の地トーキョーで寂しさを抱えるアメリカ人男女が出合い別れる話。
通訳がわざとかと思うほど断片的にしか訳さないので混乱するハリウッドスターが見ていて可哀そうだった。
異文化都市トーキョーで浮いているふたりの主人公が、トランスレーションの狭間で迷子になる、と同時に同国人の配偶者たちとも上手くコミュニケーション取れないという寄る辺なさが、しっとりとした間と落ち着いた映像に表れている、気がする。
端的に言って好きな映画だった。
名前だけよく聞く監督さんだけど他のも観てみようかな。最近新規開拓できていなかったし。
20年前の東京の、スマホのカメラで撮ったんかなというような飾り気のない風景や風俗が(西洋人パートは今見てもおしゃれなのに、日本パートは)古臭く感じるのが面白い。
日本人の英語がめちゃくちゃ聞き取りやすいのにハリウッドスターはぼそぼそ言ってて何言ってるかよくわからんのはあるある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画・映像作品
- 感想投稿日 : 2022年9月12日
- 読了日 : 2022年9月12日
- 本棚登録日 : 2022年9月12日
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