数式をほとんど(全く)使用せず画像処理を解説した本.
最初の光についての説明はやや冗長であるが,実際の画像処理の話はわかりやすい.
数式が使用されていないため,本質のみを抽出しているかんじ.この本を読んでもコンピュータがどのように画像処理しているのかはわからないが・・・
本文中でトポロジーの話を説明しているが,画像処理との関連性がわかりにくい.ところどころ画像処理の話と関係ない話題が挿入されているが,それは読者の知的好奇心をあおるためであろう.
巻末には参考文献も記載されており,レンダリングなどの分野を深く勉強したい人にも配慮されている.
画像処理の入門の入門としては良くできていると思う.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2010年3月5日
- 読了日 : 2010年3月3日
- 本棚登録日 : 2010年3月3日
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