なぜコンピュータの画像はリアルに見えるのか―視覚とCGをめぐる冒険

著者 :
  • NTT出版 (2009年11月13日発売)
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本棚登録 : 106
感想 : 12
3

数式をほとんど(全く)使用せず画像処理を解説した本.
最初の光についての説明はやや冗長であるが,実際の画像処理の話はわかりやすい.
数式が使用されていないため,本質のみを抽出しているかんじ.この本を読んでもコンピュータがどのように画像処理しているのかはわからないが・・・

本文中でトポロジーの話を説明しているが,画像処理との関連性がわかりにくい.ところどころ画像処理の話と関係ない話題が挿入されているが,それは読者の知的好奇心をあおるためであろう.

巻末には参考文献も記載されており,レンダリングなどの分野を深く勉強したい人にも配慮されている.

画像処理の入門の入門としては良くできていると思う.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2010年3月5日
読了日 : 2010年3月3日
本棚登録日 : 2010年3月3日

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