宗教に関する本、というと
この煩悩まみれの自分が読んでもいいのであろうかと、
なんだかかしこまった感じ、恐れ多い感じがして
手に取るのを躊躇するのだけど、気になる…
お経や祝詞の音やリズムは心地よいものがあるし。
ざっくばらんに、俗人にもわかりやすく
経を著者の言葉で紡ぎなおす。
詩人の綴る言葉、リズムが美しい。
その美しさはシミやしわさえも美しい、
そんな奥深く、味わい深い美しさ。
全く堅苦しくなく、
ところどころでクスリと笑え、ほろりと涙する。
信心深くなるわけではないけど、
“そう思えば心も軽くなる”と感じる。
宗教はそんなところに救いがあるのだろうと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
対談、エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年6月26日
- 読了日 : 2012年6月26日
- 本棚登録日 : 2012年6月26日
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