ミシェル・フーコー: 自己から脱け出すための哲学 (岩波新書 新赤版 1802)

著者 :
  • 岩波書店 (2019年10月19日発売)
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「哲学100の基本」を読んだ後なので、少しは哲学に対する理解が進むかと思い読んでみたが、やはり難しかった。そもそもフーコーの当初よって立っていた「人間学」というものが何なのかが全く理解できなかったので、その後のフーコーの過去の自分の思想からの脱却という流れが理解できないまま読み終わってしまった。ただし、フーコーの考え方が歴史を残されてい文献からありのままに受け止め、そこから人間の言葉と考え方の変遷を客観的に捉えるという「考古学」という考え方と、それにより「狂気」「死」「性」などが人間にとってどのように変わっていきそれが現代にどのような影響を与えているのかということを「権力」の観点から考えるというのは非常に興味深い考察だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月2日
読了日 : 2023年7月2日
本棚登録日 : 2023年7月2日

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