インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ

  • 晶文社 (2015年1月24日発売)
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感想 : 22
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私が初めてWebサイトを作ったのが19年前、Yahoo!Japanできた翌年でした。

まだ「ホームページ」が少ない時代にどこかの企業や大学のを見ながら、HTMLも何もわかってないのにあれこれいじくりまわして遊んでいました。その後、それが生業になるとは思ってもいませんでした。インターネットって、世界を変える!と思ってましたが、漠然とした思いでした。
私自身に限れば当時はある意味フツーのOLさんでしたがその後の人生を大きく変えてくれ、取り巻く環境を変え、未来も変わりそうです。

小さく、大きくとアメーバーのようにインターネットの世界は現実を取り込み、生活に入り込んできました。
メリットデメリットありますが、それはインターネットに限った事ではありません。ちょこっとスピード感が違うだけです。インターネットという「道具」を使うのは、私たち人間です。私たちが道具ではありません。

一般化すればするほど、また、現実の生活に溶け込むほど、法律やルール付けが必要ですが、本来持っている自由や自主性は失わずにいて欲しいと思います。
そして、3年後いや1-2年後には「原始人」からまた違う方向に変化しているでしょう。その時、この本を読み返して懐かしく思うのでしょうね。
今までと今とこれからの為の一冊だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 卒論
感想投稿日 : 2016年2月11日
読了日 : 2016年2月11日
本棚登録日 : 2016年2月5日

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