お菓子の包み紙

著者 :
  • グラフィック社 (2017年6月8日発売)
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本棚登録 : 391
感想 : 19
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著者のことは知らないが、昭和ど真ん中の女性が集めたと思われる、包装紙や紙袋のコレクション。
デザインを担った作家や菓子店についての説明はあるものの、本書は著者による著者のための同人誌という印象。それくらい好みが偏っている。
カバーのロマンチックな童話風デザインに惹かれて読んだが、中で紹介されている柄はかなり渋めでギャップに驚く。
ジャンル分けされてはいるが、煎餅を連想するような和風の柄が多い。
包装後の写真だけでなく、包装紙を大きく1ページ載せていたり見せ方に工夫が見られるものの、どれも刺さらない。
目次や扉絵、商品の並べ方、本文デザイン…全てが古臭い。
思わず発行年を確認したほどだ。(2017年初版)
子供の頃親戚を訪ねた時のような、世代の違いを感じさせられる本だった。
これが大正ならレトロさも感じられようが、昭和後期〜平成初期の半端なダサさは未だ受け入れ難いものである。
近年のオシャレなパッケージが知りたければググったほうが満足できるだろう。
文章は簡潔で嫌味なく読みやすい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月14日
読了日 : 2022年2月14日
本棚登録日 : 2022年2月14日

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