最近読み直して、「この本は一生読んでいくだろうな」とふと思った本。自分が大切にしたい言葉がたくさん詰まっている。
高校生で単身でアメリカに渡った話や、友人の死から考えたこと、そしてアラスカでの暮らし。自然と共に生きているからこそわかるような、星野さんの温かい人間性が読んでいて感じられるところがこの本のとても好きなところだ。
気に入った文章はいくもあるけれど、特に気に入った文。
「人生はからくりに満ちている。日々の暮らしの中で、無数の人々とすれ違いながら、私たちは出会うことがない。その根源的な悲しみは、言いかえれば、人と人が出会う限りない不思議さに通じている。」
生きていることそれ自体が素晴らしいというか、励まされる本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2022年6月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年7月20日
みんなの感想をみる