一言で、よい意味で不気味。
城下町から残る古い家。
陽があまり入らず湿気も溜まる、どことなく落ち着くことができない。
そして闇が襲ってくる。
見えそうで見えない、はたまた、こちらに危害を加えそうにないけれど、それでも【いる】ことに対してどうしようもない恐ろしさがわいてくる。
日本独特の恐怖がここにある。
そんな恐怖を営繕屋である尾端が、修繕。
尾端についての詳しい説明は文中にはないものの、怪異現象に対して専門家ではなく、家主に助言し、意向を聞いてから修繕する行動は、恐怖の中にほっとする束の間が与えられる。
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- 感想投稿日 : 2024年2月11日
- 読了日 : 2024年2月11日
- 本棚登録日 : 2024年2月11日
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