黒歴史開陳<br /><br />少女マンガ家久世番子の黒歴史開陳エッセイギャグマンガ。<br /><br />ちょっとくどい部分もあるけど、概ね面白い。<br />特にエリマキトカゲは吹いた。<br />ただ、ツッコミがいない分、もう少しボケと笑いどころを明確にした方がズバッとくるかな、と思った部分は何箇所かあった。<br />著者の中二病、というより、全年齢病とでも言うべき、若者特有の自意識過剰と自己陶酔の現れの数々は、ほんとにひどい。<br />そう、ひどい、と思いながらも、自分の中の押さえ込んでいた当時の黒い記憶が蘇ってきて、笑っていいんだがひきつっていいんだかわからなくなってきたりする。<br /><br />著者自身が底抜けに明るい性格なのか、なんだかんだ美化しちゃっていて、落とし所がポップになっちゃってるのが、個人的にはマイナス。<br />福満しげゆきっぽい、ジメジメした陰湿さがあったら尚良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2010年1月12日
- 読了日 : 2010年1月19日
- 本棚登録日 : 2010年1月12日
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