『ソーシャル化する音楽/円堂都司昭』にて紹介されていたので試読。
本書で述べられていることは至極シンプルで、自動ピアノや環境音楽など様々な例を挙げられているが、主張していることはただ一つ。
かつての芸術音楽 対 娯楽音楽という図式は、複製技術の発展と大量消費社会の到来によりもはや通用しなくなり、聴衆は全てがフラットになった世界で各々が好き勝手に聞きたいものを聞くようになった、という聴衆の変容を描いている。
現代では当たり前に思えることだがそれを80年代に既に語っていてたという部分は評価するが、内容的には少々薄っぺらく読み応えもなかったので☆3つという結果。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2015年1月24日
- 読了日 : 2015年1月24日
- 本棚登録日 : 2015年1月24日
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